入間さんの解像度を上げるため参考にしたおすすめ作品(映画多め)

私はこれまでの人生で、「悪徳警官」にまったくと言っていいほど触れてきませんでした。約5年前、某ラッププロジェクトの某悪徳警官さんに出会うまでは……。

悪徳警官とはいったい何なのか!? 調査のため、我々(1人)はアマゾンプライムの奥地へと向かった……。

 

ここから私の旅が始まりました。

 

ただ、「これはみんな知ってるだろ」っていうメジャーな映画は、履修できていないかもしれませんが……。

好み偏っているかもしれませんが、まとめておきたいと思います。

 

1、「県警対組織暴力

いきなり渋いですね。安心してください、これがこの記事で一番渋い映画です。以降は多分もっと見やすいです。

街で悪さをするチンピラたちに暴力を振るったりカツアゲしたりするような警官(菅原文太)と、その警官とズブズブな関係のヤクザ(松方弘樹)。

警察署にヤクザが普通に遊びに来てたり、逆に警官がヤクザの構成員から接待受けてたり、私利私欲のために2人で悪巧み(というか普通に犯罪行為)をおこなったりしていた。が、ある日警察の上の方から、規律に厳しい若い警官(梅宮辰夫)が送られてきて、2人を取り巻く環境が変わっていき…………という話。

 

当時の自分の反応

県警対組織暴力」みはじめたけどドンピシャすぎ大爆笑

任侠映画wwwwwwwwwwwwwww何言ってんのかわかんねぇwwwwwwwwwwwwwwww
どrrrrんだガおwgtdgnpんでぇなぁmtdgw!?!?💢💢おぉ"!?💢💢💢

ヤバイ これは聞き流し学習して聞き取れるようになるところから始めな 関西弁と専門用語が飛び交い何が何だかわからん

本当に何言ってるのかわからなかった……この世界、隠語多すぎ。最初はいちいち止めながら言葉の意味を調べつつ見ましょう。

 

核心的なネタバレにならない程度にお伝えすると、ラストは「因果応報」というか、悪いことをしていた人は相応の報いを受けるのが良かったです。これは個人的な好み。「悪」と言われているからには、最後はちゃんと身を滅ぼさなきゃね。

最初に摂取した「悪徳警官」がこれだったから、入間さん(とサマトキ)のイメージがこれになってしまった。でも多分、入間さんはもっと優しいし、もっと正義の味方寄りだと思います。本当にすみません(?)。(でも個人的にはこういう悪徳警官な入間さん、好き)

 

 

2、「日本で一番悪い奴ら」

「悪徳警官 映画」でググって出てきたので観た。現実に起こった事件を題材にした映画。

最初は清い志を持っていた警官が、点数稼ぎのためヤクザの世界に足を踏み仕入れ、違法な手段でのし上がり、途中から歯止めがきかなくなって薬に手を出し、違法行為が雪だるま式に重なっていって、自身もほぼヤクザになり最後は身を滅ぼす。犯罪エンタメ。

ピカレスク映画というほどかっこよくないし、主人公はマヌケでどうしようも無い男だが、とにかく主演の綾野剛が良い。

これも最後は因果応報、ちゃんと身を滅ぼす。ただ、最後はメッセージ性があって、ちょっとあざとい感じで終わったのでそこが好み分かれるかも。私はこれをちょっとあざといと感じてしまった。

これもガチ犯罪者の話で、私利私欲のためにヤクザと手を組み犯罪に手を染めるという点では、入間さんとは違う。が、「警察が点数を稼ぐ」=〇〇を検挙すると◯点、などの知識や、拳銃を検挙するにはそれを所持している人物とセットで検挙しないと点数にならない(から拳銃所持者をでっちあげてブタ箱行きにさせる)、などの描写が出てきて参考になった。あと、最初はペーペーだった新人警官が悪に手を染めてどんどん成り上がっていくところは、ギャング映画のようなおもしろさがあるかもしれない。

最近、コミカライズでヨコハマ署署長に「もっと違法マイクを検挙して点数をあげろ」と言われた入間さんが、ヤクザから違法マイクを金で買って、点数稼ぎにしていたという描写があったが、どうやらこの映画のパロディだとか参考にしたんじゃないかとか言われているようですね。(拳銃=マイクと置き換えて)

この映画の主人公も、ヤクザから金で拳銃を買って点数稼ぎをしていました。いけないね!

 

 

3、「孤狼の血

どう考えても清いとは言えない行いばかりしているベテラン悪徳警官(役所広司)と、その男とペアになった新人警官(松坂桃李)の話。

新人警官はベテラン警官のやってる事が許せなくて、反発したり対立するけど、だんだんベテラン警官も正義の心を持っていることが分かってきて、最後はベテラン警官の求める理想を理解して、受け継いでいく。

マジでガチで名作だと思うので1度は見てほしい、とてもおすすめ。最後まで見ると驚かされて、すごい感情が襲ってくる。最後まで見どころたっぷり。

役所広司松坂桃李もすごい役者だ。かっこいい。

とあるシーンで、新人警官(松坂桃李)が人をタコ殴りにするシーンがあるんだけど、そこが本当につらくて胸が苦しくなって、大好きなシーン。ここの表情が本当にすごい。すごい役者だ。(カメラのうつしかた、構図など、演出も好きだ)

ベテラン警官の悪徳行為が、私利私欲のためだけではないところなど、入間さん推しの人には刺さると思う。

 

 

4、「踊る大捜査線

平成を代表する、超・ド王道・刑事もの。参考にしようと思って改めて見てみたけど、やっぱりおもしろい。

これは悪徳警官ではなく普通に正義感のある刑事が主人公ですが、青島くんは時に「不良」的な、ちょっといけない手を使って捜査をしたり、正攻法ではない方法で解決したりします。そのせいで偉い人に怒られて、謹慎処分を受けたりね。(その間もこっそり勝手に捜査しちゃったりね)

というかヒプくんの想定している「不良」ってぶっちゃけ、こういう感じのこのレベルの話だよね?きっと。全年齢・青少年も楽しめるコンテンツなのだから……。と、今となってはそう思っている。(一郎の「カマ野郎」発言が修正された時から感じ始めていた)初期のアングラな雰囲気が好きで興味を持ち始めたというのはあるが、まぁ、それはそれとして、である。

ドラマ版は全部見れてないんですが、途中まででも全部面白い。

「所轄」(現場)と「本部」(エリート上層部)の違いや、現場のことが上層部にはわかっていない、というようなことが繰り返し描かれているので、「所轄」という言葉を覚えた作品でもある。

(映画かドラマ版か忘れたけど)濡れ衣を着させられて事情聴取のために本部に連れて行かれそうになった女性に、青嶋くんが、わざとひどいことを言って怒らせてビンタさせて、ニヤッと笑って「公務執行妨害ですね。逮捕します」といって所轄に48時間拘束させて、その間は別の案件でしょっぴけないから、その48時間の間で真犯人を見つけよう!という展開がアツかったのを覚えてる。絶対入間さんでいつか書きてぇ〜〜〜と思ったけど書けなかったのでここに残しておく。

わざとめちゃくちゃ人を煽って、怒らせてわざと殴らせて、嫌なやつ!と思いきや、目的は強引な手を使ってでも真犯人を見つけ出すことだった……っていう入間さんかっこよくない?かっこいい!(妄想)

 

5、「あぶない刑事」

横浜が舞台の刑事モノという点でもおすすめ!背景が見たことある横浜の景色だったりするので、ここは!ってなるとテンション上がる。エンディング映像が赤レンガ倉庫だったりね。

主人公は「タカ」と「ユージ」のバディもの。

「踊る」が平成の刑事ドラマなら、こちらは昭和の刑事ドラマです。

自分は「さらばあぶない刑事」の映画を見に行って、ドラマ版をちょこちょこと見ていたのですが、も〜〜このタカとユージの2人がたまりませんね。ブロマンスを極めるとこうなるんじゃないでしょうか? 未婚男性2人が、生涯を共にしていました。「さらば」良かったのでぜひ。おすすめです。普通に作品のファンになっちゃった。

銃をバンバン打ちまくり、男同士の熱い友情、男だったら女を守れ!みたいなかっこよさ、「あちゃ〜」「やれやれ」「トホホ…」みたいなコミカルなノリ……全部今となっては「古い」と思われちゃうかもしれないけど、ハマ、そういう古いノリなところ、ないですか?

この人らも悪徳警官ではないけど、かなり「不良」であり「問題児」な2人なので、バッドボーイおまわりさん♪な入間さんのことを考えるのにも、とても良い作品だと思います。

(ただ入間さんは署内では「エース」でエリートっぽい扱いなので、そのへんのバランスが難しいですね……。不良の部分は、誰にどこまで見せているのか?という妄想が捗りますね。)

 

6、「MIU404」

平成、昭和の刑事ドラマの流れで、次は令和のバディ刑事もの。大ヒットドラマ「アンナチュラル」と同じスタッフの制作のようです。これもおもしろかった〜(普通に感想になってきた)

例えば、「いじめ」を「いじめ」とオブラートに隠して言わずに「暴行、傷害、強要、侮辱罪」というべき、という台詞とか、社会問題を取り上げている話が多かったから、現在の価値観を見つめ直すのにすごく勉強になったし普通に色々なことを考えるめちゃくちゃ良いきっかけになった。

このドラマとは直接関係ない話だけど……

入間さんのことを知りたくて、例えば「相棒」「警視庁捜査一課9係」「科捜研の女」とか他の刑事ドラマもちょこちょこつまみ食いするようになってわかったことだが、基本的に刑事ドラマはいわゆる「現場百回」といわれるような、足を使って、最前線で捜査する人たちを描くものが多い。(いわゆる「現場の人たち」。「科捜研の女」は特殊なタイプ……厳密には「刑事ドラマ」ではないかも?)

事件現場に急行し、物的証拠を見つけたり、聞き込みをしたり、張り込みをしたり、犯人を捕まえるアクションシーンがあるのが、刑事ものというイメージが、やはりある。「MIU」も機動捜査隊として事件があったら真っ先に現場に向かう人たちの話だった。

捜査課、それも捜査一課というのは、昔から、警察の中でも花形部署みたいな扱い。

ただ、入間さんが属するような「組織犯罪対策部」というヤクザを相手にする部署は、どうやら基本的にはデスクワークらしい。一般的にイメージする「捜査する刑事さん」とは少し違うらしいんですよね。(よく令状を持ってヤクザの組に乗り込んでいく場面なんかも見ますが、どうやら、あれは頻繁にあるってわけじゃなさそう)

その仕事内容の違いからなのかなんなのか、刑事ドラマでは、なぜか「組織犯罪対策部」の人がよく主人公たちと敵対しており、「捜査課 vs 組対」みたいな構図をたびたび見る。捜査情報をわざと隠されたり、威圧的に意地悪されたりして、見た目がヤクザみたいに怖いのもあいまって、イヤなやつら〜みたいに描かれるのをたまに見るんですよね。刑事ドラマのセオリーなのだろうか?

これがヒプマイでは、入間さんを主人公として、逆に捜査一課のことを、意地悪してくる悪役みたいに描いているのが、こういうセオリーとは真逆でおもしろいんですよね…。

……「捜査一課から見て、怖くてイヤミで威圧的な組対の入間」さんも、描いていいんですよ!公式さん!(誰?)

 

 

7、「悪人伝」

悪人伝(字幕版)

悪人伝(字幕版)

  • マ・ドンソク
Amazon

韓国映画。「暴力警官とヤクザが手を組み、凶悪犯を捕まえようとする話」。これだけでハマ女はビンビンくるはずだ!

予想外に良いと思ったところ&好きなところは、タイトルや予告でイメージしていたよりも、登場人物たちが思ったより理性的で、素敵な男性ばかりだったこと。別記事で書く予定の映画「アウトレイジ」みたいに、もっと無秩序で暴力的で獣のような男たちばかりなのかと思っていた。想像していたよりはお上品だった。まぁ、アクションシーンや血はそこそこあるんだけど。よくわかんない口論で相手を打っちゃったとか殺しちゃったとか、そういうのがないのが良かった。ひどい仕打ちをするシーンもあるけど、それは相手が裏切ったからとか、筋が通っているから、見ている方は納得できてカッケェとしか思わん。

あと、2人が追う凶悪犯も、無差別に人を襲うサイコ野郎なんだけど、その矛先が屈強な男にも向いているのが良かった(良くはないが…)。こういう犯罪者によく見る「相手は誰でも良かった」と言いつつ女や子供といった弱者だけを襲う卑怯な犯罪者ではないところも、胸糞度が低かった。

とは言いつつ、ヤクザと暴力警官にはそれぞれの立場や目的があるから、「手を組む」とは言いながらも対立があったりする。その辺はちゃんと危険でハラハラして、良かった。

入間さん(やサマトキ)が、ヤングジャンプみたいな(若干年齢層高めの)青年漫画に出ていたらこんな感じかもしれん。

 

 

8、「グラスホッパー

まぁ〜〜〜観るよね。

1stフルアルバムのお話の題材になったであろう作品。

主人公には「薬物中毒者の起こした事件に巻き込まれて死んだ恋人」がおり、その復讐のため、真犯人に近づいていく。他にも登場人物が多く登場する群像劇。

伊坂幸太郎の小説は台詞のテンポが良くて好き、というファンの声を聞いたことがある、原作の雰囲気や台詞のやり取りはハマの参考になりそう。

……という感想に落ち着くのも、この映画が「原作のおもしろさ以上にはなってないんやろなぁ」という感じだったため。正直あまり印象に残っていない……。好きな人にはすみません。

個人的に気になるのが、「入間さんの『両親と先輩を薬物が原因で亡くした』というエピソード」は、最初からあったのか?この1stフルアルバムのお話の時に生まれたのか?ということ。私は最初からあったようにはぶっちゃけ思えない……と思ったけど、ある人は、そりゃ最初からあった設定でしょう…と言われ、それが原因で大喧嘩して殺し合いにまで発展してしまった……。(仲間同士でそんなつまんねぇことはやめてください)(ライブの時の浅◯さん)

 

 

 

9、「教場」

「警察学校の中で起こる事件」のミステリーなお話なので、入間さんの警察学校時代に想いを馳せたい時に。

 

 

10、「トクボウ 朝倉草平」(漫画/ドラマもある)

警察官でダウナーな主人公が、悪い奴らを、特殊な方法でお仕置きしていく話。

主に縄で縛ったり吊るしたりなどする。

警察とは思えない「私刑」みたいな方法なのと、お仕置き方法が「物理」なこと、そしてコメディ要素が強いのが特徴。ある意味、悪徳警官といえるのではないでしょうか。

個人的にはドラマのほうが、お話がわかりやすかったり、一定の時間になるとお仕置きタイムが始まるみたいなお決まりの流れがあるのが見やすくて良かった。原作はとにかく絵が良いです。

 

 

11、「ウロボロス」(漫画/ドラマもある)

ドラマ版を見たことがないので漫画のお話だけですが……

施設で育った主人公2人は、幼い頃に2人にとって大事な人物を亡くしてしまう。その犯人がどうやら警察の関係者であるらしい。主人公2人のうち、ひとりは警察官になり、ひとりはヤクザの若頭になって、表と裏の両方から警察の闇を暴き、犯人を見つけようとするお話。

この主人公の2人のうち1人(タッちゃん)が黒髪眼鏡のインテリヤクザで、組の若頭である。クール担当だけど時にアツくて、よくコスプレしておもろい。好き。

刑事になったもうひとり(イクオ)はサマトキとは性格は全然違うけど、この2人みたいに、もし入間さんとサマトキの立場が逆だったら…と妄想せざるをえない。

 

 

オススメは以上です。

悪徳警官を探しているとだいたいヤクザもセットになるよね。警官と軍人のバディものや対立する映画ってあるのかな?(りお〜と入間さんのデュエット曲のドラマトラックじゃないけど…)

他にも悪徳警官が出てくる映画とか作品があれば見てみたいので、おすすめあったらぜひ教えて欲しいです!

「ハマの解像度を上げるために見た作品」も少ないけど書きたい!書いたらよければまた見てください。